ギョっとする言葉

先日私の病院にハルを連れて行った時のこと。
大きな病院だったので患者さんや看護師さんなど人が多かったのですが
子供の声ってよく響くんですね〜。

ハル
「ママは何で注射するのぉ?」

ママ
「注射するとその後元気になるんだよ」

ハル
「ええぇぇぇ〜?! 痛いでしょおぉぉ〜?!」

ママ
「うん、痛いヨォ〜、怖いよォ〜、ハルがかわりに注射してヨォ〜」

ハル
「でぇ?!?! ダメッ! ダメなの! ママでしょぉ!」(焦ってる)

ママ
「ハルが注射にしようっと」

ハル
「きぃぃぃぃーっ! ダメーーーっ!!! ハルじゃなぃ〜!」

この辺でハルの声が大きくなってきたので「シッ−!」っと制したのですが、
気がつくと待合室の人たちが皆私とハルの会話に聞き耳をたてている感じでした。
ちょっと恥ずかしくなって大きい声を出さないように言ったけど
まぁ、おとなしくなるわけがない。
チョロチョロ動きまわって、思いついたことを口にして皆の注目を集めていました。
小さい子供や赤ちゃんって可愛くてついつい目で追ってしまうけど、
まさに皆がハルを愛でている感じでした。

いよいよ注射って時は、
「ママぁ〜がんばれっ! ママぁ〜がんばれっ! 痛くないっ!元気になるんだよっ」みたいなことをしきりに言って看護師さんを笑わせていました。

まぁ、可愛いならいいんだけど
ストレッチャー(担架)に横たわって運ばれる人を見て
「ママ、死んでるっ! 死んでるよ!」と大声で言われた時は思わず
ハルの口を押さえてしまった。
「死ぬって言葉はいい言葉じゃないから言っちゃダメ!」と後から言い聞かせてみたけど、ハルは分かったような分からないようなビミョーな顔をしていました。
3歳時にこの感覚を教えるって難しい・・・