ハルの阿波踊りデビュー

ハルが阿波踊りデビューしました。
老人ホーム慰問があって、飛び入り参加してきたのです。
まだ入連したばかりだし、衣装もないし、ましてや踊れない私やハルはとても参加できないだろうと思っていたら、事務局長がおいでおいでと誘ってくれたのです。
ハルのみ踊るということで(私はまだ踊れないのでハルのステージママをやりました)初めて連の行事に参加したのですが、3歳って年は踊れなくてもそこにいるだけでOKの、なんていうか、素敵な時期なんだなぁ〜とあらためて感じました。ハルは手をかざして行進してるだけなんだけど、おじいちゃん&おばあちゃんの注目を一身に浴びて連のヒーローになっていました。司会の方に「今日のヒーローは何と言ってもこのおチビちゃんですね〜」と言って紹介してもらい「お名前は?」と聞かれて「うめしまはるき!」とマイクに向かって大きな声で言っていました。

しょっぱな、通し稽古をしていたら、広い舞台を見て興奮したハルがダーーーっとダッシュして転んで大泣き。唇から血が出てるなぁ〜と思ったらプゥーっと腫れて、何だか惨めな顔になりました。「ここまで来たのに何にもできないで終わり?!」と一瞬焦ったけどその後、何とか気を落ち着けて練習&本番を迎えることができました。


まぁデビュー戦だけあって私はハルしか見えていなかった。もっと他の連員さんの踊りや観客の表情を見れたら良かったんだけど、チラチラ客席の私を見るハルに向かって「ドドンガドン」の手をジャスチャーして、ちゃんと踊れと誘導するのに必死だった。終わった後に皆に「お母さんの姿が必死で笑えた〜」と言われました。


子供ってそこにいるだけで周り(今日の場合はおじいちゃん&おばあちゃん)に元気を与えられるまさに「宝物」なんだな〜ってことを実感しました。ハルが3歳というこの時期、この時に阿波踊りに飛び込めて本当に良かった。ハルは3歳4ヶ月で阿波踊りデビューしたことになるけど、これからも人生で一度しかないその時期、その年齢の阿波踊りをひとつひとつ一緒に楽しみたいと思う。
そして、阿波踊りを通じて地域貢献をしていきたいと思います。

阿波踊りが終わった後に連の人たちがハルのことを褒めてくれ、成長が楽しみだと言ってくれました。「連にいる時はお母さんは何もしなくて(言わなくて)いいよ、みんなが叱るし注意するし礼儀を教えるよ。」とも言ってもらいました。
何とも心強い言葉で感動してしまいました。将来もしハルが小学校や中学校でいじめられたりしても、ここにもう一つの居場所があれば強くなれるな〜って思った。
小学生以下は入連できない連も多い中、いろんな世代がいる(上は70過ぎから下は8ヶ月まで)この連で学ぶことは多々あると思います。私自身は一生の趣味として続けられたらいいな〜と思っています。(年をとったら鳴り物やるぞー!笛か太鼓か三味線〜!)

ハルには人前に出ても怖気づかない「度胸」や魅せる「喜び」、いろんな世代(人たち)と触れ合う中で身に付ける「礼儀」や「調和」、見ている人にスゴイな〜と思ってもらえる「技術」(踊り)等々、身に着けてほしいなと願っています。そして何より「阿波踊りってかっこいい!」と思う感性を!

これからもがんばろ〜!